フープめっきを中心とする金属表面処理(めっき加工)全般、高度表面処理技術の株式会社ユーデンテクノ

モノづくりとめっき
めっきを中心とする表面処理はクルマや各種エレクトロニクス機器などの耐久消費財を構成する各種デバイスや部品・部材の最終金属加工であり、その出来映えが耐久消費財の機能や性能に大きく左右します。
めっきにより、各種部材にないまたは不足している機能を補うことができます。具体的にはめっきにより防錆、電気伝導性、潤滑性、耐熱性、反射防止性、抗菌性等、約40の機能向上を図ることができます。また同時に軽量化、薄型化といった物理的特性をも生み出します。
したがって、めっきはモノづくり産業を支える基幹技術であるといえます。めっき技術の活用により、部材の未解決の不具合を容易に克服することができるケースが多々存在しています。
モノづくりとめっき
めっきの方法には、素材の大きさや形状により、ラック式、バレル式、フープ式の3つに分かれます。フープ式はコイル状に巻かれた帯状の素材に連続してめっきをするもので、量産品のめっきに適しています。それに対し、バレル式はピン類等の極小の部材・素材に、ラック式はバレルよりも大きくて形状が複雑な部材・素材に適しています。
めっきの主な特性の概要(一覧はこちら)
特  性 概 要
代表的な
特性
装飾 光沢度 鏡面光沢、全光沢、光沢梨地調、無光沢梨地調
防錆 湿気、硫化雰囲気、酸化雰囲気、塩分に対する防錆、防食、耐食の性質
特  性 概 要
電気的特性 電気伝導性 電気の伝わりやすさとのこと。銀が最も優れついで銅、金となる。
高周波特性 導波性。高周波電流の伝わりやすさ。伝送損失の少ないことが要求される。
特  性 概 要
光的特性 光反射性 光を効率よく反射する特性。金又は白色金属光沢で平滑度の高い程反射率が大。
特  性 概 要
熱的特性 耐熱性 高温下で皮膜特性(硬度、耐摩擦性、耐食性など)が低下しない特性。
特  性 概 要
物理的特性 ハンダ付け性 ハンダ付けのしやすい特性。ハンダぬれ性とも称されることもある。電気、電子、機械など広範囲な分野で要求される大切な特性。
ボンディング性 半導体部品の製造工程で要求される特性。金線やアルミ線と熱圧着や超音波圧着で接合しやすい特性のこと。溶接性など似たような特性といえる。
接着性 金属と高分子の界面接着力を向上させる特性。
特  性 概 要
化学的特性 抗菌性 細菌の繁殖を抑制し殺す特性のこと。銅、銀、コバルトがすぐれている。
めっきの各特性の用途例(一覧はこちら)
特  性 概 要
代表的な
特性
装飾 光沢度 ツマミ・スイッチ(音響)、バンパー・ラジエーターグリル・ホイール・サイドミラー(自動車)、カメラ・時計(精密機器)、水洗金具、照明器具、眼鏡フレーム、装身具、喫煙具、インテリア、エクステリア、暖房器具、ハウスウェア、等
防錆 ほとんどの金属製品、ボルト、ナット、建築金具、等
特  性 概 要
電気的特性 電気伝導性 電子部品、半導体部品
高周波特性 導波管
特  性 概 要
光的特性 光反射性 ミラー、反射板、光学反射鏡
特  性 概 要
熱的特性 耐熱性 エンジン部品
特  性 概 要
物理的特性 ハンダ付け性 多くの電気・電子部品、機械部品
多孔性 各種ロール、シリンダ、ピストンリング、等
接着性 ラジアルタイヤ、金属上に高分子を塗布またはライニングした製品
特  性 概 要
その他 難燃性 各種プラスチックめっき
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めっき処理にふさわしい製品設計
短納期で加工賃が安く高品質なめっき処理を施すためには、電気めっきの特質を十二分に理解し、その特質に合った製品設計を行うことが大切である。すなわち、製品(部品)の設計に際して、「素材」「形状」「めっき仕様」の3点を的確に抑え、それぞれの製品(部品)の用途により素材を選び、 めっきに適した形状デザインを心がけ、無駄のないめっき仕様を決めることが重要である。
製品(部品)設計のポイント
素材の材質 ・素材は製品の用途に適しているか?
・めっきが困難な素材を選んでいないか?
形状 ・めっきしにくい形状、デザインとなっていないか?
めっき仕様 ・要求する仕上げ精度は製品の用途に応じているか?
・ 無駄な箇所に研磨を要求していないか?
・ 必要以上のめっき厚さを要求していないか?
めっき金属の種類 ・ めっきの種類は用途にかなっているか?
・ 使用目的に合致した特性をもつめっきを選定しているか?
また、素材は材質だけでなく表面状態(めっき前の種々の加工履歴)の良否が、めっきの品質、納期、コストに大きく影響します。めっきに影響する素材加工としては、次のものがあげられます。
めっきに影響する素材加工
みがき鋼板 みがき鋼板は、一般的にめっきしやすいものであるが、時としてめっきする前の表面欠陥が悪影響を及ぼす。
鋳物(鋳造品) 俗に巣物(巣が多いという意味)といわれるくらいの多孔性の素材は、前処理もめっきも完全を期しがたく、品質上でも限界がある。
粉末冶金 粉末冶金製品は、一般的にめっきが難しいものであるが、封孔技術の進歩により、かなり良好なめっきができるようになった。
ろう付け・
ハンダ付け
接合部に鉛が含まれていることが多いので、アルカリ性の液中に鉛が溶け込み、これが素材上に置換めっきとなってフクレを生じることがある。また、ハンダ付けの上に直接ニッケルめっきを指示することは、色調不良や密着不良の原因となるので避けた方が得策である。
打痕、条痕 特にキズのつきやすいアルミニウム等では、移動や運搬時の打痕や条痕をつけたままのものがあるが、これらはめっきしても修復できずにそのままの状態で残ってしまう。
冷間鍛造、
多段プレス
鉄鋼より伸びの良い銅とその合金でも、この加工法によればクラックを生じることがある。このようなものでは、歪とりの焼き鈍しを充分に行う必要がある。
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